私は慄然たる思いで地区補給処から突如現れたその異形の物体を凝視した。
それは 巨大な円筒としか言い様の無い姿をしており、狂気じみた数の推進部が円周を縁取っていた。
這いずり回るように動き出した冒涜的な円筒は、何とも名状し難き回転で有象無象の区別なく轢き進み、おぞましき終末をもたらすのであった。
また、この荒ぶるボビンは底知れぬ紅茶の深淵に通じており、かの国はこの世の物ならざる奇怪な装置を創り出しては、人々を混迷に陥れるのであった。

あ　ふんぐるい　むぐるうなふ　ぱんじゃんどらむぅ
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それ　 ぶりてん　うがふなぐる　ふたぐん

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